乳酸菌でメタボ対策ができる!

様々なメタボ対策

 

 近年、メタボリックシンドローム(以下、メタボ)への関心が高まっています。このことは、「カロリーゼロ」「プリン体ゼロ」「糖質ゼロ」などといったゼロ飲料やゼロ食品が多数開発されていることからも分かりますし、より効果の高いものとして特定保健用食品も市場をにぎわせていることからも分かるでしょう。

 

 メタボとは、内臓脂肪型肥満に高血圧、高血糖、高脂血症のうち2つ以上を合併した状態のことを指します。死に至る病に発展する可能性があるこれらの疾患を複数合併していることを指すため、非常に危険な状態と言えます。日本では国の取り組みとしてメタボ対策を行っており、2008年からはメタボ検診が行われています。

 

 最近話題になっているメタボ対策食品の一つに、乳酸菌があります。乳酸菌と肥満の関係を示唆する研究結果がいくつもあり、乳酸菌を摂取することがメタボ対策になるといわれているのです。

 

メタボに対する乳酸菌の可能性

 

 この研究は、ワシントン大学の研究グループによるものでした。ダイエットに取り組む肥満の人の腸内を調べたところ、善玉菌・悪玉菌・日和見菌から構成される腸内細菌の内訳に変化が生じたことや、やせたマウスと肥満のマウスでは腸内細菌の内訳が異なることが分かったのです。

 

 この研究はその後も続き、人を研究対象とした報告も多数なされています。日本でも、雪印乳業が内臓脂肪を低下させる乳酸菌に関する研究を行っていますが、その結果乳酸菌の一種であるガセリSP株を摂取することによって、効果がみられることが分かりました。

 

 この研究は、肥満気味の人を対象として、ガセリSP株を含むヨーグルトを1日200g、12週間食べたところ、内臓脂肪の面積が4.6%、皮下脂肪の面積が3.3%も減少したという結果が得られたのです。

 

 科学技術の進歩によって、最近ではより詳しくこのことを調べることが出来るようになってきています。今後、メタボにより効果のある乳酸菌が発見されるかもしれません。