妊娠中は乳酸菌を摂取しても大丈夫?

乳酸菌は妊娠中も摂取できる

 

 現在、350種類以上の乳酸菌が発見されていますが、それらのうち特定の効果を高く発揮するものに関する研究には目覚ましいものがあります。特定の乳酸菌を発見した企業が、それを用いた発酵食品や乳酸菌飲料、あるいはサプリメントなどを開発して注目を集めています。これらの乳酸菌は、乳酸を生成することで腸内を酸性に傾け、悪玉菌を減らして腸内環境を整えることに役立つほか、免疫力の向上などの様々な働きを持っています。免疫力を高めることでインフルエンザへの罹患率を著しく下げることから、児童の摂取が奨励されていることは、多くの人が知っているところでしょう。

 

 このように、様々な効能を持つ乳酸菌は、大人から子供まで広く摂取すべきとされています。では、妊娠中の女性はどうでしょうか。妊娠中は、通常ならば積極的に摂取するべきとされているものへの注意が喚起されることもありますが、妊娠中にも乳酸菌を摂取してよいのでしょうか。

 

 結論から言うと、乳酸菌は妊娠中の女性にとってもプラスとなるものです。ただし、妊娠中は人工物を出来るだけ体内に入れることを避けた方が無難であるため、人工的なサプリメントよりも、発酵食品などから自然なかたちで摂取するほうが理想的です。

 

乳酸菌が妊婦に与える効果

 

 では、乳酸菌は妊娠中の女性にどのような効果をもたらしてくれるのでしょうか。

 

 妊娠中の女性が乳酸菌を摂取すると、母体の腸内環境が整います。腸内環境が整えば、悪玉菌の生成する有害物質が胎児に与える影響を軽減することができ、これが胎児のアトピー対策やアレルギー対策に繋がります。妊娠中の女性が乳酸菌によって腸内環境を整えると、胎児の免疫機能が正常に保たれるのです。

 

 特に、腸内環境を整えるのに大きな効果をもたらすのは、胃酸によって死滅せずに腸に生きたまま届く乳酸菌です。そのような乳酸菌は腸内でよりよく働いてくれるため、胎児の免疫力アップのために重要な菌となります。