ピロリ菌を減少させるには乳酸菌が有効

ピロリ菌とは

 ピロリ菌という細菌をご存じでしょうか。可愛げな名前だと思うかもしれませんが、ピロリ菌は胃の中に生息し、胃壁を傷つける厄介な細菌です。胃の中は胃液による強い酸性の状態にあるため細菌は住めないと思われていたため、比較的最近になって発見された細菌です。

 

 胃壁を傷つけると聞けばあまり疾患と直結するイメージを抱きにくいかもしれませんが、これによって胃潰瘍や慢性胃炎が引き起こされます。このほか、胃がんになる確率を著しく上げることでも有名で、ピロリ菌を持っている人と持っていない人では、胃がんの罹患率が20倍も違うといいます。このほか、ピロリ菌を持っているとストレスを感じたときに胃が痛くなりやすい、大腸がんになる確率も上がる、胃にポリープが出来るなど様々なことが分かってきています。

 

 ピロリ菌は発展途上国で感染率が高く、先進国では感染率が低い傾向があります。これは、ピロリ菌の感染経路は飲み物や食べ物であり、衛生的によくない国では繁殖しやすいからです。しかし、日本は先進国でありながらピロリ菌の感染率が高く、日本人の50%が感染しているとされています。

 

 そしてさらに厄介なことに、ピロリ菌は高い生命力を持っています。胃散に触れると死んでしまうのですが、ピロリ菌は胃の粘膜の下に潜り込むことによって生き延びることが出来ます。

 

乳酸菌でピロリ菌を撃退しよう

 このようなピロリ菌に対処するためにはどうすればよいのでしょうか。そのためには、乳酸菌が有効です。最近の研究で、乳酸菌の作り出す乳酸によってピロリ菌を撃退できることがわかったのです。

 

 特に効果的なのは、LG21という乳酸菌です。この乳酸菌は、その他の乳酸菌に比べて高い増殖力を持っており、乳酸の生産量が多く、胃の中にとどまる期間が長いなどの特性を持っているため、ピロリ菌対策に有効な乳酸菌として注目を集めています。スーパーなどでもLG21を含んだヨーグルトが売られているため、気軽に摂取できることも魅力の一つです。