乳酸菌の効果は生菌も死菌も変わらない?

乳酸菌に対する様々な意見

 

 乳酸菌について色々調べてみると、情報が錯そうしていて正しい情報を得にくくなっていることが分かります。これは、乳酸菌の効果が高いために様々な商品が開発され、それを売り込むためにやや誇大な広告が打たれていたり、あるいはそのような広告に警鐘を鳴らすためにこれまたやや誇大な物言いをしたり、時にはあまり深い知識を持っていない人がブログなどに掲載していることによります。

 

 ある人は「乳酸菌は生菌でも死菌でも効果が変わらない」と言っている一方で、色々な商品では(あたかも生きている乳酸菌こそ至上というように)「乳酸菌が生きたまま腸に届く!」などと言われています。

 

 では、実際のところどうなのでしょうか。答えは、「求める効果によって変わる」です。

 

生菌と死菌の効果の違い

 

 これはどういうことかというと、乳酸菌に求める効果によっては生菌も死菌も変わらないこともあれば、変わることもあるということです。

 

 例えば、免疫力アップを狙って乳酸菌を摂取する場合には、生菌でも死菌でも効果は変わりません。なぜならば、生菌も死菌も菌そのものの成分は変わらず、どちらが腸に届いても免疫が活性されるからです。

 

 一方、整腸作用を狙って乳酸菌を摂取する場合には、生菌のほうが効果は大きくなります。なぜならば、生菌は有機酸を生み出す働きがあり、これが腸管の運動を活発にし、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが改善されるからです。
 このことから、特に免疫力アップを期待しているならば、「乳酸菌が生きて腸に届く」と言われているものでなくとも良いでしょう。しかしながら、生菌は免疫力アップの効果を持っているだけではなく、上記の通り整腸作用にも大きな効果を持っているため、生菌と死菌のどちらを摂取するかと言えば、生菌を摂取した方が良いと言えるでしょう。ただし、そのような商品はそれ以外の商品に比べるといくらか高値で売られているため、その値段がネックとなって継続が難しくなるようであれば、安いものを購入して継続した方が確実な効果が得られるでしょう。